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【畜産物相場の推移】
- 鶏卵
下記の表は平成14年〜19年の鶏卵の月別相場になっています。
平成17年、平成18年を見ていただきますとおわかりいただけるかもしれませんが、この時期以外の卵価は低迷しています。17年、18年は鶏インフルエンザの影響によるもので、以前は数年に一度のサイクルで高卵価になっていたようですが、近年ではそういった傾向は見られません。
一昔前の傾向で言えば低卵価であれば低飼料価格、というのが通例でしたが今は、低卵価、高飼料価格と全く逆のサイクルに変化してきています。また、スーパーへの販売価格においても値上げ出来ないのが実状です。
今後の鶏卵相場について、大手層の減羽が進めば見通しの明るい方向へ向かうと予想しています。
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平成14年 |
平成15年 |
平成16年 |
平成17年 |
平成18年 |
平成19年 |
| 1月 |
155 |
141 |
95 |
206 |
155 |
157 |
| 2月 |
187 |
179 |
127 |
272 |
190 |
193 |
| 3月 |
176 |
176 |
133 |
267 |
181 |
183 |
| 4月 |
163 |
161 |
144 |
239 |
184 |
168 |
| 5月 |
157 |
144 |
171 |
222 |
184 |
168 |
| 6月 |
150 |
131 |
178 |
193 |
171 |
154 |
| 7月 |
140 |
120 |
147 |
156 |
154 |
145 |
| 8月 |
149 |
127 |
149 |
145 |
158 |
157 |
| 9月 |
197 |
157 |
196 |
175 |
187 |
166 |
| 10月 |
196 |
158 |
204 |
190 |
204 |
170 |
| 11月 |
201 |
166 |
256 |
189 |
208 |
175 |
| 12月 |
213 |
156 |
272 |
199 |
226 |
186 |
| 平均 |
174 |
151 |
173 |
204 |
183 |
168 |
- 枝肉相場
2007年に食品偽装事件が多発し良くも悪くも注目を集めています。そんな中で牛枝肉相場動きは米国のBSE(牛海綿状脳症)発生以後、高値で推移しているものの豪州産牛肉の輸入量の増加、米国産牛肉の輸入再開の影響を受け相場が下がり始めています。それと共にマル緊事業※1の補填も各県で交雑種、乳用種については交付されています。最近では県によりますが肉専用種についても交付され始めています。兵庫県では食品偽装の影響もあり兵庫県産和牛(但馬牛)については少し価格が落ち込んだものの、未だ高値で取引されています。
しかし、素牛の高騰により兵庫県でも補填が交付されるのは時間の問題です。今後も、米国牛の検査月齢の問題などが枝肉相場に大きな影響を与えることが予測される為、注目したいところです。さらに、国産牛肉のトレーサビリティー導入の意識調査では、消費者の半数近くが「知らなかった」と解答しています。こういった回答からも、今後は食品の安全維持や消費拡大、相場安定の為にトレーサビリティーの重要性を消費者に認識して頂くことが重要になります。
| ※1 |
肉用牛肥育経営安定対策事業の略 四半期ごとや肥育牛の所得が悪化した時に、家族労働費の一部を肥育牛補てん金として交付する事業です。 |

【飼料価格の動向】
・配合飼料について
配合飼料は次の3つの技術向上が重要で、最も大きな課題となってきています。
(1)安定して高い技術成績が得られること。
(2)安定した畜産物の生産が可能なこと。
(3)コストが低いこと
等であり、このため飼料に関する研究、開発は絶えず続けられています。しかし今、配合飼料は低コストという概念が覆され飼料価格高騰による高コストへと変化しています。その原因は、燃料の高騰による海上運賃の上昇、原料輸入国の干ばつでの不作、さらに価格高騰の大きな要因であるエタノール製造事業による原料費の上昇が価格高騰の原因です。この先、飼料価格値下げの大きな要因は今のところ見当たりませんが、国内では、海草からエタノールを抽出する研究などが進み、国内ガソリン販売量の3分の1がこの海草でまかなえるようになるそうです。直接原料価格への影響は考えられませんが、配送コスト削減には良い影響を与えてくれるのではないでしょうか。 これからは、飼料効率の向上、養鶏の場合であれば飼料要求率、養牛の場合であれば
D.G(デイリーゲイン)(1日あたりの増体量)の更なる改善が求められます。
| ※2 |
1kgのたまごを産むためにどれだけエサが必要かという指標 |
年度
(平成) |
大すう用 |
成鶏用 |
肉牛用 |
肉豚肥育用 |
とうもろこし |
| 元 |
39,797 |
42,432 |
38,817 |
41,630 |
29,083 |
| 2 |
38,304 |
40,845 |
37,724 |
39,856 |
29,589 |
| 3 |
36,828 |
39,218 |
35,812 |
37,929 |
28,916 |
| 4 |
34,543 |
37,215 |
34,361 |
35,762 |
26,999 |
| 5 |
32,478 |
35,093 |
32,510 |
33,723 |
25,677 |
| 6 |
31,038 |
33,783 |
31,181 |
32,307 |
24,324 |
| 7 |
31,500 |
33,907 |
31,517 |
32,380 |
26,292 |
| 8 |
38,314 |
40,561 |
38,338 |
38,920 |
31,740 |
| 9 |
37,995 |
41,042 |
38,306 |
38,947 |
28,792 |
| 10 |
35,422 |
38,576 |
36,897 |
36,309 |
28,117 |
| 11 |
31,608 |
34,352 |
33,101 |
32,448 |
24,654 |
| 12 |
31,397 |
34,137 |
32,904 |
32,548 |
22,730 |
| 13 |
33,540 |
36,278 |
34,793 |
35,028 |
23,449 |
| 14 |
34,968 |
38,185 |
36,115 |
36,286 |
24,957 |
| 15 |
35,937 |
39,683 |
37,478 |
37,871 |
25,641 |
| 16 |
38,312 |
42,865 |
39,970 |
40,953 |
28,286 |
| 17 |
37,879 |
42,400 |
39,966 |
40,142 |
26,887 |
| 18 |
40,965 |
45,399 |
42,795 |
43,382 |
31,954 |
| 19 |
49,622 |
54,126 |
50,986 |
52,583 |
40,637 |
| 原材料区分 |
配合割合 |
原 材 料 名 |
| 穀 類 |
60% |
とうもろこし、マイロなど |
| 植物性油かす類 |
15% |
大豆油かす、ナタネ油かす、コーングルティンミールなど |
| 動物質性飼料 |
10% |
魚粉、肉骨粉、フェザーミールなど |
| そうこう類 |
5% |
魚粉、肉骨粉、フェザーミールなど |
| その他 |
10% |
食塩、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムなど |
| 成 分 |
原 材 料 名 |
| 粗蛋白質 |
17.0%以上 |
| 粗脂肪 |
3.0%以上 |
| 粗繊維 |
5.0%以下 |
| 粗灰分 |
13.0%以下 |
| カルシウム |
2.8%以上 |
| リ ン |
0.5%以上 |
| 代謝エネルギー |
2,800kcal/kg以上 |
| 目 的 |
品目数 |
種 類 |
| 飼料の品質低下の防止 |
17 |
抗酸化剤(3)、防かび剤(4)、粘給剤(5)、乳化剤(5) |
| 飼料の栄養成分その他の有効成分の補給 |
78 |
アミノ酸(9)、ビタミン(32)、ミネラル(34)、色素(3) |
| 飼料が含有している栄養成分の有効な利用の促進 |
42 |
合成抗菌剤(10)、抗生物質(21)、着香料(1)
呈味料(1)、酵素(9) |
| 目 的 |
種 類 |
| 産卵期別飼料 |
鶏の産卵成績の状況に応じて、数種類の飼料を使い分けることを「期別給与」といいます。産卵前期(高産卵期)には、産卵後期よりも高い栄養成分の飼料を給与する。 |
| 季節別飼料 |
鶏の飼養(飼育)環境、特に温度(気温)に応じて給与する飼料を使い分ける場合、冬季には代謝エネルギーの高い飼料を、夏季には粗蛋白質やアミノ酸含量の高い飼料を給与する。 |
【技術指導・情報】
- 鶏に関する技術指標
鶏の技術で最も求められるのは、飼養する鶏の特徴をよく掴み、鶏に合った飼養管理をすることです。鶏種によって大型の鶏種と小型鶏種ではそれぞれ特性が違い、飼養管理も異なります。例えば、飼料において大型の鶏種であれば産卵開始時期や、卵重の増加スピードも小型鶏種に比べると速いので、飼料のCP(粗タンパク)レベルの切り替え時期を早めるなどして卵重のコントロールをします。また、飼料要求率という視点からいくと食下量が多く飼料のコストはかかりますが、高産卵、高卵重なので日卵量が取れるメリットがあります。それとは逆に小型の鶏種は産卵開始時期も卵重増加のスピードもやや遅くなりますので、飼料CPレベルの切り替え時期もやや遅くなり、早期の産卵開始、産卵率維持、卵重増加には高たんぱく飼料の持続が必要となります。しかし、小型鶏は飼料摂取量が少ないのも特徴で、飼料コスト面から考えると優れた鶏ということになります。また、産卵率も大型鶏に比べると約2%産卵率も低く卵重も小さいので日卵量をとることは出来ません。その他にも残存率の違いなど特徴は様々ですが、飼養する鶏種の基準は生産者の方の好みやお取引されているGPの要望、鶏舎環境、構造により異なるので、鶏に合う飼養管理が重要となります。
| 資料 |
ゲン養鶏スクールテキストP2-46、村上ポートリー05/10/18餌付 ジュリア5号より |
- 牛に関する技術指標
牛に関する技術で最も求められるのは、高品質の牛肉の生産です。もちろん飼料メーカーもこのコンセプトで飼料を製造していますが、血統が違えばそれぞれ特徴があり安定した成績が得らないのが現状であり、また素牛高の現状では高い血統の素牛を揃えることも難しいのです。
これからの課題は、事故率を減らすことによる農場稼動率の向上とそれに伴うコスト削減、農場成績の向上の2点だと考えています。それにはまず各血統の特徴を掴んだ飼養管理と、細かいビタミンコントロールが重要となります。その中でも血中のビタミン濃度、総コレステロールの数値を把握することが重要となります。これらの情報を蓄積し、お客様にフィードバックすることで現状よりも高品質の牛肉の生産率が向上し、事故率も軽減されるのではないかと考えています。
まず、ビタミンコントロールでは肉質の改善を目的とし総コレステロールでは事故牛の軽減を目的としています。ここでいう、事故牛とはビタミン欠乏で盲目になる牛や、突然死する牛のことですが、盲目になると目が見えないために柵に衝突したり、柵との間に足を挟まれ起き上がれないという牛が出やすくなります。その為、日常管理にも支障をきたします。またビタミン欠乏は、突然死を誘発する恐れもあるとても怖い症状なのです。
現在私達は、少しでもお客様の生産リスクを軽減するために、牛の血液検査業務の実現に向けて各飼料メーカーと協力しながら進めています。
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